親カテゴリー : My Sandaism

「マイ 三田イズム」Vol.1~小山進さんの場合

三田のロコピープルが、そのライフスタイルや街の魅力を紹介する「My Sandaism」。第一回目の今回は、全国のTVや雑誌からも注目をされる人気店「パティシエ エス コヤマ」の小山進さんにお話を伺いました。初めてお会いした小山さんはとにかく声が大きくてパワフル! インタビューの後は、こっちまで元気になるような気がした。
そんな小山さんが三田にお店をオープンされたきっかけを、初めてこの場所に訪れた時のエピソードとともにお話してくださいました。

■小山進
京都出身。洋菓子職人の父の元に生まれる。
2003年、三田、ウッディタウンにて「パティシエ エス コヤマ」をオープン。NHK「今日の料理」に出演するほか、レシピ本「THE SWEET TRICK」などを出版。

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ー「直感を何より大切にする人」ー

Q:小山さんが三田にお店をオープンされた決め手は?

A:店の隣にゆりの木台公園があるでしょう。ここを初めて見に来た時、この公園でミヤマクワガタを50匹ぐらい見つけたんですよ! 思わず目を疑ってしまいましたよ! 何を隠そう、僕は大のクワガタ好きなので、すっかりこの場所が気に入ったんです。そのことだけでも、もう50%ぐらい決まってましたね(笑) 自分の店が建っている様子がインスピレーションで沸いて来たんですよ。
 とはいえ、当時、この場所は周りには郵便局があるだけで、後はただ緑が広がっているだけ。誰もが車で素通りするような場所でした。なんの変哲もない丘ですよ。東京の有名な土地診断士からは、宅地には優良という評価でしたが商業地としての評価は最低といわれ、家族やパティシエ仲間、そして不動産関係者も大反対。でも、僕にはそんなこと関係なかった。だって、僕にとってここは『いやしに近い場所』だったんですよ。三田には本物の自然があり、自然の明るいエネルギーが僕に流れ込んできたんです。 僕は直感で行動するタイプなのですが、その感覚は自然の中にいるとより研ぎすまされるような気がするんです。


Q:まさに直感ですね! では三田の中でもココしかないと?

A:商売をスタートする時、たいていは駅前のように人がたくさん集まる場所を選ぶでしょう。でも、僕は違う。たとえ駅前のサティの横のテナントが空いていても、出店しません。だって、そこは『いやしの場』がないのだから。当時、関係者の評価には僕がこの素晴らしい自然環境で感じた『いやし』という要素が全く抜けていたんですよ。だから、むしろ僕はダメだといわれたらOKだと思ったんですよ。ゼロからスタートして、『いい場所ですね~』といわせてみたいと思った。これって普通とは逆の発想ですよね(笑) でも、自分の直感に自信をもたないと。それからも全国のいろんな場所を見に行きましたが、初めてこの場所に訪れてからオープンするまでの3年間、あんなインスピレーションを感じる場所はついに見つかりませんでした。

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ー広い土地で理想の空間を演出ー

Q:本物の自然のほかに、大切だったことは?

A:都心にはないキャパシティですね。例えば、市街地やビルのテナントだと空間が限定されてしまう。自分の中から沸き上がってくるイメージを具体的な形にできないんですよ。だから、出店を考えた時、場所の広さは絶対に必要だった。ここでまず最初に僕が作ったのは、子供からお年寄りまでどんな方にも普通においしいと感じていただけるお菓子を提供する「パティシエ エス コヤマ」。そして、次に手掛けたカフェ「eS LIVING hanare」は、自分がその時々に興味をもったもの、小山進がおもしろいと感じるものを集めたステージ。そして、その隣には、ショコラブティック「Quatrieme Chocolat Shin」を展開。こちらは、京都で、日本人として生まれた自分のルーツをスタイリッシュに表現したものです。もしもこの3つのイメージをすべて「エス コヤマ」というハコの中で表現すれば必ず違和感が生じていたでしょう。
 さらに、今、07年春のオープンを目指し、「FLAME」というビルを建設中。この空間では1階でパンとジャムのショップ、さらにはバームクーヘン工房も展開します。そして、2階にはお菓子教室と商品開発室が設置されます。今後は、この空間から新しい企画や情報を発信していきます。こうご期待ください!

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ー自然がクリエイティブな心を刺激するー

Q:なるほど!小山さんのイメージがこの丘に大集合しているんですね!!

A:このインスピレーションの原動力となっているのは、三田の美しい空気と青空の広がる環境です。
僕はモノを作る人間は、自分が子供に戻れる時間をつくるべきだと考えているんです。それが小山進の場合は、子供の頃におばあちゃんの田舎でクワガタムシ採集などを楽しんでいたような自然のある環境だった。だからこそ、僕はこの場所を選んだし、こうして木々やハーブのしげるガーデンを作りました。このガーデンでいつもお父さんが子供たちと遊んでいる姿を見るのは、僕にとってうれしいことです。なぜなら、最近のお父さんたちは、子供と接するのに30分と間がもたないと言うでしょう…。だからこそ、このガーデンを利用して、子供と触れ合ってほしい。そして、お父さん自身も童心に返って楽しんでほしい。僕はケーキの『職人』であるのみならず、ケーキを作る『プロデューサー』的な仕事を目指したい。パティスリーもカフェもショコラも、僕の引き出しから飛び出したイメージの一つ。これからも、まだまだいろんなイメージが飛び出しそう!


驚くほど澄み渡った青空が印象的だった取材当日。『取材は庭でしようや!』という小山さんが最初は不思議でしたが、「見てみ!楽しそうやろ!気持ちいいやろ!」と指差す先には、子どもたちが元気に走り回り、それをママとパパが優しく見守っている姿が。あの日、ここに初めて来た時、きっと小山さんが想像したのはこのような光景だったのでしょう。あまりの気持ちよさと楽しいトークに時間はあっという間に過ぎ、いつの間にか全員が“小山ワールド”に引き込まれていました。


■「パティシエ エス コヤマ」 
住所:兵庫県三田市ゆりのき台5丁目32-1
電話:079-564-3192
FAX:079-564-3197
営業時間:10:00~18:00
休み:水


次回の更新は、第一回目の『My Favorite Sanda』。小山さんがお気に入りの三田のおすすめスポットをご紹介いたします。気になるその内容は、意外にもボディーリラクセーションのお店!三宮などの都心では体験できない、リラックス感のあふれるお店です。乞うご期待ください!!

また、創建のルナ三田フラワータウンでは現在会員募集中。
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